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新型ノートe-powerの試乗体験レビュー|運転した感想

      2019/01/11

安全性能

さっそく念願のノートe-powerに試乗することとなりました。

新型ノートe-powerのハンドル

私も数々の車の試乗を行ってきましたが、今回の試乗は事前説明がかなりしっかり行われた、他の日産でもノートe-powerに乗る時はここまで説明があるのだろうか?

内容はインテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなどの安全性能についての説明です。

『安全性能は備わっていますが敢えて試したりする行為はしないでください』という注意喚起と『緊急時は警告灯やブザーでドライバーに回避行動を知らせるが減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させます』という告知でした。

新型ノートe-powerのシフトノブ

今回の試乗では安全性能が作動するような事態は当然ありませんでしたが、事前説明をすることによりセールスで説明を聞くよりもより理解を深めることができました。

今回、試乗して一番凄い実感したのは「インテリジェントアラウンドビューモニター」です。これは、車を上空から見下ろしているような映像をモニターやルームミラーに映し出し周囲の状況を把握できます。

新型ノートe-powerのアラウンドビューモニター

運転席から視認しにくい場所も丸わかりでゲーム感覚で車庫入れすることができます。縦列駐車が苦手な人もこれがあれば駐車の達人になれますね。

走行性能

ノートe-powerで電気自動車初体験の私はこの車の走り出しのトルク感と回生力に驚きを隠せません。

新型ノートe-powerのメーター

何が凄いか、それはモーターで駆動しているので走り出しからトルクが効いています、ノートe-powerの最大トルクは25.9kgf・m/0-3008rpmなので停止からの走り出しから3000回転まで常にトルクが高い状態を保ってくれるのです。

ノートe-powerはアクセルワークだけで発進から停車まで操作することができます。アクセルを踏めば踏んでいる時だけ走り、アクセルを離した瞬間に強い回生ブレーキが作動し停止します。

惰性走行が殆どなく例えて言うならば「子供の時に遊園地で乗った100円入れて動くバッテリーカー」と同じ感覚で試乗中のブレーキ操作は信号待ちの間だけ踏んでおり停止の為には一度も踏みませんでした。

新型ノートe-powerの運転席

この回生力の凄さに最初は戸惑い運転しにくかったですが、走行している間にすぐに慣れることができノートe-powerの運転が楽しくブレーキとアクセルの足の移動が少ないのでとても運転が楽に感じました。

お年寄りにもアクセルを離せば車が止まるので安全面でもおススメできる車といえます。

日産リーフもノートe-powerと同じく電気自動車なので回生ブレーキが強いのかをサービスマンに聞いてみましたが、回生ブレーキが強いのはノートe-powerだけのことでリーフは惰性走行もある普通の自動車の感覚と同じだそうです。

なぜノートe-powerだけ回生ブレーキが強いのかというと、ガソリンで発電しているので回生ブレーキでの発電効果を高めてエンジンでの発電量を抑制する為のようです。

ハンドル操作は軽すぎず重すぎず適度なフィーリングで操作しやすい印象でした。

メーターも表示が大きいので非常に見やすく造られていますが、トヨタやホンダのハイブリドカーのインフォメーションモニターのような多機能さはありませんでした、こちらは必要最低限といった印象です。

燃費

電気自動車ではやはり燃費が気になるところですが、ノートe-powerの燃費はカタログでは34.0km/Lですが実燃費では18km/L~20km/Lになるということ。

私が試乗したのは2月ですがノートe-powerは冬の寒い時期などが苦手なようで今の季節は18km/Lしか走らないそうです。

どのメーカーのハイブリッドも実燃費はカタログの4割~5割減になることは多いのでこの実燃費は想定内でした。

まとめ

今回試乗したノートe-powerメダリストは日産が誇るモーターのみで駆動する電気自動車でその駆動力と回生ブレーキの効きに本当に驚きました。

新型ノートe-power

また安全性能は年々進化しており、アラウンドビューモニターの扱いやすさは抜群でした。

コンパクトカーで居住空間は決して大きいとはいえませんが、同クラスのアクアやフィットと比べても窮屈感はありません。

価格と実燃費などの経済性でみても走行距離を走るオーナーさんでしたら決して損はないと思います。(私は1日80km/L位走るので本気で検討したいと思います)

エクステリア、インテリア、安全性能、走行性能全てを見てみましたが非常にコストパフォーマンスが良く運転も楽しい車だと思いました。

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