コンパクトカー比較ランキング2019|低燃費で人気の小型車

コンパクトカー10車種を燃費、価格、人気度など総合的に比較してランキングしています。

プジョー「208」燃費18.2km/L、価格199万~|メリット・デメリット(欠点)

   

新型プジョー208は、207の後継車としてデビューした新型車で日本での発売は2012年11月から開始されています。発売当初は1.6Lターボのみでしたが、同年12月には1.2Lの5MT車を追加・2014年のマイナーチェンジでは1.2LのAT車も追加され、ライナップも充実しています。

また2015年には、待望の予防安全装備であるアクティブシティブレーキ・バックソナー & パークアシストなども搭載され、安全性能も進化しています。このクラスでは珍しく5MTも選べるほか、走行性能もライバル車を凌駕しており、走りも十分に楽しめる1台となっています。

プジョー208のメリット(良い点)

①1.2Lエンジンは、2年連続最優秀賞を受賞。

新型プジョー208は、1.2Lエンジンと小排気量ながら高圧燃料噴射システムによって極めて高い燃焼効率を実現しています。これにより最高出力は110馬力・最大トルクは20.9kgmとパワフルなスペックとなっています。特にトルクは1,500rpmと低回転域から1.6L並のパワーを発揮するので、発進・停車の多い街乗りでもストレスを感じるケースは少ないです。
2015・2016年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーでは、1.0L~1.4L部門で2年連続最優秀賞に選ばれており、走行性能は折り紙つきとなっています。

②199万円~は輸入車としては妥当なプライス。

エントリーグレードの208スタイル6ATの車両本体価格が199万円~の新型プジョー208は、100万円台から輸入車SUVでは数少ない車種になります。(6AT仕様は217万円~)装備・性能・ブランド等が異なるため一概には比較出来ませんが、VWポロが199万円と同価格となっており、輸入車コンパクトカーとしては妥当な価格設定と言えます。
国産車と比べるとHV仕様が買える値段なのでさすがに価格差は感じますが、手が届かない価格ではないので、検討してみる価値はありそうです。

③旧型よりコンパクトになり、運転しやすく。

全(長3,960mm×幅1,740mm×高1,470mm)の新型プジョー208は、旧型の207より一回りボディーサイズが小さくなりました。旧型比で全長が-85mm・全幅が-10mmとなっており、よりコンパクトカーらしいサイズに仕上がっています。
また最小回転半径は5.3mと旧型より0.1m小さくなっており、さらに取り回しが良くなっています。小回りが効くので女性や運転歴の浅い方でも扱いやすく、おススメの車種です。

④荷室容量は、最大で1,076Lとクラストップレベル。

通常時で奥行き700mm×幅950mm×高さ800mmの新型プジョー208は、リアパーセルシェルフ下の容量がプジョー207より15L増えた285Lと、このクラスのコンパクトカーでは十分なラゲッジスペースを確保しています。
6:4で分割可倒するリヤシートの背もたれを倒すと奥行きは1,440mmまで拡大し、最大で1,076Lとクラストップレベルの収納力となっています。ただフロアとリアシートに若干の傾斜が出来るのは残念なところではあります。

⑤高い予防安全性能・衝突安全性能を実現。

先進の予防安全装備であるアクティブシティーブレーキを設定している新型プジョー208は低速走行時で追突の危険回避または被害軽減に貢献してくれます。(Style 6AT・Allureに標準装備)
また衝突安全性では前方からの衝撃に対し、フロントグリル内側にアルミ製のビームアブソーバを採用するなど衝撃吸収力が高めています。横からの衝撃に対しても高張力鋼板を大幅に取り入れたほか、6エアバッグ・衝撃吸収機能を持つフットレストやステアリングコラムを取り入れるなど、優れた乗員保護性能を誇ります。コンパクトなボディーながら高い安全性を実現しており、もしもの時も安心です。

プジョー208のデメリット(欠点)

①JC08モード18.2km/Lとポロと4.0km/Lも差が。

1.2L PureTech 3気筒ターボエンジン&ストップスタートシステムを搭載した新型プジョー208は、JC08モード18.2km/Lの低燃費を実現しています。(5M/T車は19.0km/L)ただ輸入車コンパクトカーでライバル車のVWポロは、22.2km/Lと4.0km/Lも差を付けられています。
国産車ではHV仕様のフィット(36.4km/L)やディーゼル仕様のデミオ(30.0km/L)などもあり、燃費面では正直勝負になりません。また国産車はレギュラー仕様がほとんどですが、ポロはハイオク仕様となっており、燃料費から見てもコスト面では余分にかかってしまいます。

②収納は少なめ&小さく、使い勝手はあまり良くない。

新型プジョー208は、運転席周りにグローブボックス・ドリンクホルダーなど最低限の収納は備わっていますが、全体的に小さい&数が少ないです。(ヨーロッパの方は車に基本的に物を置く習慣がないため、収納は少なめ)国産車ではグローブボックスが車検証入れの定番ですが、プジョー208は入らないので、ドアポケットなどに入れる必要があります。
後席にもドリンクホルダーがサイドブレーキ後ろのセンターコンソールにありますが、シートからは遠くあまり使い勝手は良くないです。

 - 外車コンパクトカー