コンパクトカー比較ランキング2019|低燃費で人気の小型車

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ヴィッツ/ノート2台比較|ヴィッツは、初心者・女性に最適。ノートは広く、安全性が高い

      2017/07/24

ノート(日産)はどんな車?

ノートは2012年9月に日本で発売が開始され、現行モデルで2代目になります。従前モデルの1.5L・1.6Lエンジンからダイウンサイジングし、1.2L直列3気筒エンジンを搭載しました。

またエコスーパーチャージャー搭載モデルも用意するなど、バリエーションにも富んでいます。

今回のフルモデルチェンジでは、直噴ミラーサイクルエンジンと高効率スーパーチャージャーを組み合わせた事により、エコスーパーチャージャー搭載モデルでJC08モード燃費26.8km/Lの低燃費を実現しています。従前モデルと比較すると8.8㎞/L上昇しており、コンパクトカーガソリン車ではトップクラスの燃費水準となっています。

安全面では車輌だけでなく、歩行者にも対応したエマージェンシーブレーキを全車に標準装備するなど安全性にも配慮した車種となっています。基本的な装備も充実しており、完成度の高い1台と言えます。

ノートについて詳しく見る

ヴィッツとノートを比較

①初期費用を抑えるには、ヴィッツ1.0Lモデルは最適。110万円台は魅力。

車輌本体価格で比較すると、ノートは147万円(1.3L X)~・ヴィッツは115万円(1.0L F Mパッケージ)~の設定となっており、エントリーグレードで32万円の差があります。1.3Lでの比較でも3万円程度ヴィッツが安くなっており、価格重視ならヴィッツの方がおススメです。
また排気量もヴィッツの方が小さいため、毎年の自動車税も5千円ずつ安くなるメリットもあります。価格・維持費の面でお得なヴィッツは、十分検討の余地がありそうです。

②コンパクトなサイズで小回りも効くヴィッツは、街乗りに最適。

ヴィッツは全長3,885mm×全幅1.695mm×全高1,500mとボディーサイズになっており、扱いやすいコンパクトな車種となっています。対するノートは、全長4,100mm×全幅1,695mm×全高1,525mmでこのクラスでは大きい部類に入ります。
また最小回転半径でもヴィッツは1.0Lで4.5mと小回りの効く仕様に対し、ノートは4.7mとなっています。ヴィッツの方がより取り回しに優れており、狭い路地や駐車場では、重宝すること間違いなしです。

③1L辺り1.8km/L差は大きい。多走行の方にはノートもありかも。

燃費面では、ノートは走りと低燃費を両立させたエコスーパーチャージャーを搭載したモデルを用意し、X DIG-SシンプルパッケージでJC08モード燃費26.8km/Lの低燃費を実現しています。4WD車は18.2km/L)対するヴィッツは、旧型に比べて5.0km/Lと大幅に燃費を向上させましたが、1.3Lモデルで2WD車で25.0km/Lとなっています。(4WD車は18.0km/L)
1L辺り1.8kmの差は結構大きく、走行距離を多く走る方や長く乗られる方は、ノートの方が良いかもしれません。

④ノートの自動ブレーキシステムは、歩行者にも対応してくれる。

予防安全性能アセスメントにおいて最高ランクのASV+を獲得するなど安全性に定評がある両者ですが、自動ブレーキシステムの使い勝手ではノートの方が上です。
自動ブレーキシステムが作動範囲は、どちらも約10~80km/hと幅広い車速域に対応しており同等のレベルになりますが、作動する対象で差が付きます。ヴィッツは作動対象は車輌に限られますが、ノートは歩行者に対しても対応してくれます。様々なシュチュエーションにも対応出来るノートの方が、運転していて安心です。

⑤室内の居住性は圧倒的にノートが良い。特に後席の足元空間に差が。

室内寸法を比較すると、ノートが室内長2,065mm×室内幅1,390mm×室内高1,255mmとなっており、ヴィッツに比べて室内長が145mm・室内高が30mm広くなっています。(室内幅は同じ)この差は大きく、室内の居住性は圧倒的にノートが良いです。
特に後席でその傾向が見られ、ノートが頭上空間が握りこぶし1.5個・足元が3.5個のスペースを確保しているのに対し、ヴィッツは頭上が1個・足元が1.5個と少し窮屈になっています。後席を使う機会の多いファミリー層には、ノートの方をおススメします。

⑥容量はノートが52L多い。使い勝手は引き分け。

両者のラゲッジの容量をを比べると、ノートが5名フル乗車時で330Lとまずまずの広さとなっているのに対し、ヴィッツは278Lとコンパクトクラスでは平均以下の容量です。52L差は大きく、大きな荷物を積む人は断然ノートがおススメです。
使い勝手の面では、どちらも通常時ではリアシートを倒すと、シートとフロアに段差が生じます。しかしオプションを追加すれば、問題なくフラットにする事が可能です。(ノートはラゲッジボード・ヴィッツはアジャスタブルデッキボード)使い勝手は引き分けなので、容量の多いノートに軍配が挙がります。

まとめ

コンパクトで運転のしやすいヴィッツは、初心者・女性に最適。広さ・安全面で優れたノートは、ファミリー層向け。

ヴィッツは、110万円台と軽自動車並みのプライスとなっており、初期コストを抑えたい方にはうってつけの1台です。また4mを切るコンパクトなボディーサイズで、かつ最小回転半径を4.5mに抑えており、扱いやすいです。初めて免許を取った方や女性には、運転しやすくおススメになっています。
対するノートは、4m超えのボディーサイズと言う事もあり、室内の居住性・荷室容量など広さという面では圧勝です。コンパクトクラスではトップクラスの広さとなっています。また安全面でもトップクラスの自動ブレーキシステムを装備しており、安心感もあります。広さ・安全面など総合的に見ると、乗車人数が多いファミリー層向けの車種となっています。

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