コンパクトカー比較ランキング2017-2018|低燃費で人気の小型車

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ホンダ「グレイス」の良い点・欠点|34.4km/Lの低燃費、ハイブリッドセダン

   

グレイスは、2014年12月に発売開始されました。位置付けとしては、2014年2月に生産が終了したインサイトに代わる新型車となります。ラインナップは、ガソリン車とハイブリッド車の2モデル展開で、ガソリン車がLXの1グレード・ハイブリッド車が3グレード用意されています。

ハイブリッド車は、シャトルやフィットハイブリッドなどで既に採用されている「SPORT HYBRID i-DCD」を使用し、2WD車でJC08モード燃費34.4km/Lの低燃費を実現しています。(4WD車は29.4㎞/L)ハイブリッドセダンとしては、カローラアクシオを上回り、クラストップの数値を誇ります。

また5ナンバーハイブリッド車では、初となる4WDモデルを設定し、幅広いユーザーに対応出来る車種となっています。

ホンダ「グレイス」の良い点(メリット)

①JC08モード燃費34.4㎞/Lとハイブリッドセダンではクラストップの燃費。

ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2モデル展開しているグレイスは、ガソリン2WD車で21.8㎞/L(4WD車は19.4㎞/L)・ハイブリッド2WD車でJC08モード燃費34.4㎞/Lの低燃費を実現しています。(4WD車は29.4㎞/L)ハイブリッドセダンではグレイスがクラストップ1の数値となっています。
ライバル車のカローラアクシオと比較すると、ガソリン2WD車で23.4㎞/L(4WD車で16.4㎞/L)・ハイブリッド2WD車で33.8㎞/L(4WD車は設定なし)と、ガソリン車はアクシオに、ハイブリッドはグレイスに分があります。どちらも高水準の燃費数値となっており、コストパフォーマンスの良い車種と言えます。

②ガソリン・ハイブリッドモデル共に、グレイスが走行性能は勝る。

ガソリン車で132馬力・15.8kgmとパワフルなスペックのグレイスは、ライバル車のカローラアクシオと比較しても、109馬力・13.9kgmとかなりの差があります。
ハイブリッド車では、グレイスはエンジンが110馬力・13.7kgmでモーターが29.5馬力・16.3kgmに対し、カローラアクシオがエンジンが74馬力・11.3kgmでモーターが61馬力・17.2kgmとなっており、総合的に見ればこちらもグレイスの走行性能が優れています。走りを重視するなら、ガソリン・ハイブリッドモデル共により走行性能に優れたグレイスがおススメです。

③430Lとハイブリッドとしては十分な容量。トランクスルー機構も採用。

小型のリチウムイオンバッテリーをリアシートの下に収納したグレイスのラゲッジスペースは、奥行き860㎜×幅1,020㎜×高さ550㎜で容量は430Lとハイブリッドにしては大容量なトランクルームとなっています。(ガソリン車の場合も容量は同じだが、床下収納が追加される。)手前部分の横幅は最大1,280㎜あり、横置きで9インチスタンドキャディバッグが2個と9インチキャディバッグ2個の4個が収まります。
グレイスはトランクスルー機構を採用しており、リアシートを倒すと最大で1,900㎜まで拡大します。6対4分割可倒式なので、3人乗車時でも長尺な物を積むことも可能です。

④カローラアクシオより室内長+95㎜・室内高+30㎜。後席は広さに差がある。

室内長2,040㎜×室内幅1,430㎜×室内高1,230㎜のグレイスは、プラットフォームはフィットと同じ物を使っていますが、ホイールベースが2,600㎜とフィット比で70㎜拡大した事もあり、空間効率は良くなっています。
ライバル車のカローラアクシオと比較すると全長は同じ4,400㎜ですが、室内長1,945㎜×室内幅1,430㎜×室内高1,200㎜となっており、室内長は95㎜・室内高は30㎜大きくなっています。
前席の広さはそこまで違いを感じませんが、後席の足元のスペースは170センチの大人が座ってこぶし2つ半と余裕があります。頭上の空間はこぶし1つ半とあまり余裕はありませんが、リクライニングを1段階倒せばそれなりに何とかなる感じです。

⑤5ナンバーハイブリッドセダンでは、唯一の4WD設定あり。

グレイスは、5ナンバーハイブリッドセダンとしては初めてとなる4WDモデルをラインナップしています。中高年齢層をターゲットにした車である事を考えると、4WDモデルの設定があるのはとても心強いです。
また燃費面では、ハイブリッド4WDとしてフィットを超えて最良の燃費性能となるJC08モード燃費29.4㎞/Lの低燃費を実現しています。力強い走りと優れた低燃費を両立したグレイスに死角なしです。

ホンダ「グレイス」の欠点(デメリット)

①中高年齢層をターゲットにするセダンに、軽自動車と同じ安全装備では物足りない。

あんしんパッケージを最上級モデルのハイブリッドEXに標準装着しているグレイスですが、レジェンドやオデッセイなどで装着されている先進の安全装備であるホンダンセンシングは装着されていません。中高年齢層がターゲットであるセダンタイプに軽自動車などでも採用されているあんしんパッケージを採用しているのは、やや物足りないものがあります。
ライバル車と比較すると、カローラアクシオはトヨタセーフティセンスCを上級グレードに装備しており、自動ブレーキの作動上限がグレイスの30㎞/hに対し、80㎞/hと高いほか車線逸脱警報も装備されています。安全面ではカローラアクシオの方に断然分があります。

②右左折時は死角が多いので要注意。後方視界もあまり良いとは言えない。

Aピラーが太めに設計され、三角窓がないグレイスは、斜め前方の視界に死角なる部分が大きくなっています。右左折の際には、細心の注意を払う必要がありそうです。
またサイドガラスの下端が後方に行くにつれ高くなっていることもあり、やや側後方の視界も良くありません。後方視界では、リアガラスが小さくこちらも視界が良くありません。特に後部座席に人が座っている場合は、頭上の空間が限られているためさらに視界が悪化します。
全体的に視界が良くないので、車両状況を確認出来るリアワイドカメラはオプションで設定していた方が良いかもしれません。

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